月詠み 日々 細胞分裂

- 泡沫の妄想を放ちます -

誓いの言葉

少子化対策として国は満30歳以上の独身男女に「擬似結婚」を義務付けた…

わたしの持ちモノ サンダルBIRKENSTOCKビルケンシュトック「BIRKEN STOCK FLORIDA」

7年程履いたBIRKENSTOCKのサンダルを修理に出してみました(写真クリックで拡大します)

「真相は穴の中」第八話(最終話)

村長と少年は霊山の山頂に辿り着いた 村長は手荷物の中からあるものを取り出し、穴に鎮めると口にした

「真相は穴の中」第七話

上から食べ物も何も降ってこなくなるとラッカスは体調を急に崩し始めた。急ぎ穴の外へと出ようと正体不明の者と計画を進めるが…

「真相は穴の中」第六話

穴の中で二人の男は出会った。 「見送られ死ぬはずの者」と「人知れず生きていた者」 やがて二人は交じり合いだした。

「真相は穴の中」第五話

霊山の穴の中で待ち受けていたのは、何者かの気配だった。こんな暗闇の中でどのようにして生きているというのか。 不気味な視線を感じる中、さらに予想しなかったことが起きる。 突然上から物が落ちてきた。 監視する者と幇助(ほうじょ)する者。 何者か達…

「真相は穴の中」第四話

死んだはずの男が目の前に、生きていた。 彼に思いを寄せていた娘は、彼が霊山の穴に入ったあの日を振り返る。 男は穴の中へ村の祭りでこしらえた梯子を伝って、一歩一歩、穴の底へ降りていった。

「真相は穴の中」第三話

村から連れ去られた娘たちを連れ戻り、事件を解決したことが評価され、多くの「歳」を与えられるきっかけになったのだと「元」村長は語った。ただ、その時の帰り道、以前霊山の穴に葬られたはずの幼なじみと出会ったのだと言い出した。

「真相は穴の中」第二話

突然開かれた減歳会議。なぜか裁かれたのは若くして村長になった男だった。 彼に憧れていた少年は、「元」村長から霊山の山頂に向かうまでの道を一緒に行かないかと誘われる。 重苦しい空気の中、「元」村長は自分が若くして村長になった経緯を語り始めた。

「真相は穴の中」

この村では行いが認められることで歳を与えられる。逆に過ちを犯せば「減歳会議」が開かれ、歳を取り上げられる。もしも零歳になってしまったら、村を見下ろす高い霊山の山頂にある底なしの穴に突き落とされるという罰が与えられるのだ。

海をたゆたふ

人が「人とは異なる生物の遺伝子」を身体に取り入れて、新たに違う人種となること。それが神の意志に反する行為だと多くの者がいう。小さな頃、人間は違う生き物の遺伝子を口にすることで生き永らえているのに、その消化された生物がはっきりと目に見える形…

「この子」のいる書店

それはある日、この小さな書店の中へ飛び込んできた。 少し遅いお昼ご飯を食べ終わり、店番をしていた妻と交代したところであった。いつも通り、時刻は二時を過ぎた頃であっただろう。その時は、確かに店の中に客は一人もいなかったはずだ。 「おい、居るん…

俺の人生を超えて逝け

今や先人の知恵や技術などは、お金さえ出せば簡単に手に入る時代になった。 お気に入りの音楽を聴くように、気になった本を書架から一冊抜き取るように。 国民は祖先が代々受け継いできた能力を引き継ぐ権利があり、この先の国の未来へと紡いでいく義務があ…

とんぼのめがね は きみいろめがね

一匹の小型ロボットが部屋の片隅で羽を休めている。今日もプログラム通りに『トンボ』を演じている。 ー ー ー ー十何年も前のことだ。子ども用のおもちゃメーカーが手掛けた小型ロボットが流行った時期があった。 「カブトムシ、クワガタ、トンボ、金魚…」 …

昼下がりの午後、病院にて。

この国の医療はコンピューターロボットが全てを担っており、診察、手術に関しては24時間365日行われている。 病院の正面入り口を入ってすぐのロビーにボックスがいくつも並んでいる。ボックスの中には一台のコンピューターと椅子が置かれている。個室に…

断片的な彼女

「テレビってさ、深夜帯で面白かった番組がゴールデンに移ったら、何でだろうね。おもしろくなくなる気がするの」 「そう?気分的なモノもあるんじゃない?」 「寝る前の時間帯と、その…皆さんがお食事なさってる時間帯の?」 「そうそう。実験してみようか…

誰かの中の自分 自分の中の誰か

「誰かの手によってネット上に自分の名前があがっているかもしれない…」 私は自分の名前や友人の名前を検索したことがある。そして、過去の恋人の名前も。たぶん、多くの人が同じように何度となく試したことがあるんじゃないか。もしかしたら誰かが私のこと…

幸せの表現 ~夢の高額当選宝くじ~

「高額当選宝くじが欲しい」 そんな思いを抱くのは、きっと以前からもそうであって、この身体が発する異臭のせいではない。本気でそう思い願うのかと問われるならば当然だと答えるが、それで今のあなたは幸せになれるのかと続けられると自信がなかったりする…

『創造の神』

音楽(リズム)と実験が好きな神がいた。その集大成として生態系を造り、主に「地球」という星の観察に重きを置いていた。実験の最中、意見を述べる人間という生き物が鬱陶しいと感じ始め、一先ず声を取り去った。 途端に彼らにスピード感がなくなるが、すぐ…

『復活の呪文』

「では、こちらへお座りください」 「これから、こちらの薬を服用していただきます。前々からの説明の通りになります」 「えぇ。飲んでいただいた30分後、仮死状態に陥ります」 「はい。大丈夫ですよ、説明の通りです」 「えぇ、リラックスした状態の方が…

「セツナ」

確かはじめの頃は「切り込みのセツナ」と呼ばれていた。それが「死にたがりのセツナ」から「不死身のセツナ」に変わり、今では「死神のセツナ」「死神」と呼ばれ、敵に恐れられるようになった。今や敵味方を含めて彼女を知らない者はいないだろう。彼女は常…

あの俳優の、人には言えない趣味

芸名は「物部 大河」現在30歳。特撮ヒーローのオーディションで受かり、18歳で俳優としてデビューした。3年前から、活動の場を国内ドラマからアジア映画の世界へと移しはじめ、来年からは英語圏での映画撮影が始まる。 年々多忙になっているとは自覚し…

私の同僚が持っているらしい「ストレス社会で生きる方程式」

私の仕事場にひとり浮いている人物がいる。その人は私と同期入社だ。彼は、自分の思い通りに事が進まないとたいへん機嫌が悪くなる。取引先の相手に対してはとっても外面がいいのだが、社内では内弁慶で誰も彼に逆らえない。彼が社内での立ち位置が確保され…

石像の母

ー わたしの目の前にいるだろう、愛しい娘。 あなたには今、わたしのことがどのように映っているのだろうか ー 前日から降り続いた雨が止んで、雲ひとつない青空が広がっている。わたしは一歳に満たない、幼いわが子をベビーカーに乗せて外へ連れ出た。近く…

白い空間『繰り返し行う』

真っ白な世界にドアが現れた。つまり現実の私は寝ている。でもこれは、夢ではない。別に存在する、不思議な世界だ。 ー ー ー ー ー ー ドアの先にあったのは白い空間で、私は作業していた。それは突然はじまったというのに、私には何をしなければならないの…

わたしの持ちモノ スタンド白熱灯器具desk lamp…「東芝白熱燈器具clotty IL-1502R」

底面の製品ラベルには昔のロゴが…。 東芝:会社概要(歴史と沿革:東芝の標章の歴史) ↑東芝が現在につながる「見慣れた英文ロゴタイプ」に統一したのが1984年(昭和59年)とあるので、少なくともそれ以前の商品ですねぇ…。 物心付いた頃から、実家に…

息継ぎのいらない休息

帰宅して、食事を済ませ、さて一息つこうという時になると決まって浴室に移る。服を脱ぎ、裸になり、栓をしただけの浴槽に入る。そこから、おもいきり蛇口をひねる。 勢いよく水が浴槽に広がっていく。足を十分に伸ばせるタイプの浴槽の底へ、背中を合わせる…

金銭トレードされた、ある日の『流れ社員』

働くことにつかれた私は、『流れ社員』として生きていくことにした。 多くを望まず、誰でもできると会社側が言い張る仕事をこなす。 仕事ができないと会社側に判断されたり、閑散期がくれば違う会社へと流される。そんな日々。

わたしの持ちモノ ローテーブルろーてーぶるlow table…「HO-LT9045」

…先日購入しました( ´艸`) なんとなく和室の畳と合わせてみました。。 実は、前々から自分用の作業机がほしかったのです。 (私の家には壊れたコタツテーブル90×90しかないのです…) でも場所を取るし、まぁまぁのお金もかかるし…小遣い生活だし…。 ↓ あぁ…

ノストラなんとかの大予言

巨大な隕石の襲来は、300年前に観測予想されていた。人類滅亡の危機は、何世代にもわたって知力を合わせた結果、何とか回避できた。徐々に削られ、いくぶん小さくなった隕石。それが昨日、直近のひと月前に公表されていた場所へ、予想時間通りに落ちたの…

ありとあらゆるぶぶんが緩む

あぁ、この人は本気で怒ってるんだなぁとは思った。耳をつんざくような大きな声で、中年の女性が怒っている。でも、なんでこんなに怒ってるんだろうか、私の目の前で。自分が悪いのだろうか。その原因を覚えていない。ぼんやりと遠くの方から、私を批難する…

誰だょ…こんな嘘発見アプリ作った奴…「あなたの真心がわかっちゃうんだもの」

スマホを私の方へ向けたかたちで、玄関先で彼女と向き合った。 「だいたい3週間ほどだったかな。会話データの『収集完了!』が表示されたのは。密かにね、はじめていたの」 目の前にいる彼女の言葉の意味が、さっぱりわからなかった。 ー ー ー ーあの日は…

わたしの持ちモノ ノートパソコンlaptop…「SONY VAIO Xシリーズ VPCX13AKJ」

購入してから5年半ほど使っているパソコン。 SONYストアにお出かけして注文したものです。 現在は壊れかけているので、先日新しいパソコンを買いましたが…。 (でも、まだ使っています。少しの文章を打つくらいならまだまだいけるぜ!) 製品概要 「VPCX13A…

「箱庭まいぺっと」

深夜の静まった家々の脇を、重い体を引きずるようにして歩いていた。そういえば最近、太陽の光を出勤時間以外では浴びていないことに気付く。仕事場ではパソコン画面とにらめっこし続け、休憩に食事も落ち着いてとれない。その上に残業を連日続けているとさ…

「一緒にお風呂に入らない」と言った日から

「さすがにまだ小さいから、まだ一緒にお風呂に入ってあげてるよね?」 仕事帰りにスーパーで買い物をしていると、そんな会話を耳にした。 傍に子どもを連れた母親同士が話をしている。 わたしの場合は、まだ思春期に入るずいぶん前だった。 お風呂に入るこ…

「peephole」~のぞき見されるモノとするモノ~

わたしは今、プライベートのない部屋で生活している。 「peephole(のぞき穴)」に身も心も預けてしまってからというもの、わたしは全て覗き見されてもおかしくない状況下にある。ここで生活するにあたって与えられた名はメアリー。ご主人様にいただいたニック…

深夜の雨が奏でる記憶

以前からも、もしかしたら聞こえてきていたのかもしれない。今までずっと意識しなかったそれが、今夜はなぜか気になっただけなのかもしれない。 天気予報はあたった。深夜からの雨に見送られ会社を出た。終電に乗っていると、意外と人が乗っているものだと時…

白い空間『告白』

お願いがあります。どうか聞いてください。私の話を。誰にも言えない秘密を抱えて、小さい頃から生きてきました。でも今日は、その秘密をあなたに打ち明けることで「楽」になりたいと思います。 私には、物心付いた頃から不思議に思っていることがありました…

幸せな国にあるパッカー車

ストレス物質が解明された昨今、この国の朝はとても穏やかだ。 『おやすみ前にカプセルを一錠飲むだけで、翌朝すっきりと目覚めることができます』 一日の生活で蓄積されたストレスは、翌朝の枕元へ転がる。睡眠中にストレスを含んだ呼気が集まり、一つの塊…

降り積もる夜に

見上げると雪雲が離れ、半分欠けた月と星がのぞいていた。 薄く積もった、真っ白な地面が月夜に照らされている。 懐中電灯の明かりを消してみても足元が見える。 田んぼと畑しかないこの集落には、舗装された道が一本あるだけだ。 あぜ道に入り、先程まで降…

虹の足元にあるもの

細かい、雨とも言えないようなものが空から降ると同時に日が差した。そんな午後。残業が連日続き、やっと訪れた会社休みの今日だった。気付けば昼まで寝ていた。重い体を起こして、スティックコーヒーをお湯でさっと溶かしたが口にせず、テーブルの上に置い…

主婦だって稼げる「わが家ベストテン」~もしも飲食店を開けたら~

いつの間にか、駅裏にあった空き店舗の改修工事が終わっていた。 外装は商店街にあるような大衆食堂の造りをしている。 それでいて見上げた看板には『わが家ベストテン』となにやら書かれており、歪な印象だ。 ここは以前、オシャレな老舗イタリア料理店だっ…

一肌脱ぎましょうか?~人肌恋しいあなたに捧ぐ~

交流アプリサイト『観るだけならタダ』に書き込んだとおり、予告した時刻に駅前で待つ。プロフィールに顔を載せているので、私を探している者はスグに気付くはずだ。駅前の電光掲示板で今日の気温を確認する。 「天気:晴れ 最低気温1℃」 今季一番の冷え込…

私の中の「ぎゅんぎゅん」

帰宅途中の電車の中で、急にお腹の調子がおかしくなる。私は周りも認める極度の心配性だ。心配事を抱え込み、それが膨らんでいくと急にお腹を壊すのだ。 下腹部から「ぎゅんぎゅん」が鳴きだす。「ぎゅんぎゅん」は私をトイレの個室へいざなう。「ぎゅんぎゅ…

日向ぼっこする生きもの

突如、消えてしまった太陽。 観測データを遡ってみても、太陽の活動周期に狂いが観測されたことはなかった。しかし、現に太陽は我々の目の前から忽然と消えた。原因不明である。 これまで太陽の終焉とは、徐々に赤く膨れ上がり巨大化していき、投げ捨てる様…

作文「ぼくのかぞく」(冷蔵庫のない家)

ぼくのいえには冷蔵庫がありません。 ぼくがもっと小さいころにはありましたが、今はありません。 ひっこしした時に、前の家においてきたそうです。 ぼくのいえは大家族です。 おとうさん、おかあさん、おにいちゃん、おねえちゃん、 まんなかのおにいちゃん…

規定打席に達さないホームラン王

「…どこで生き方を間違えたんだろう」 独房というせまく限られた部屋の中で、苦しみだけが自由にのたうち回ることができる。日々の積み重ねの中で、数えきれない選択を繰り返して今日まで生きてきたはずだ。それは決して「死刑執行を待つ人生」を願って「犯…

SayClub

最近、暇つぶしとしてハマっているサイトがある。 『SayClub』というサイト。 「音声チャット」で会員同士の会話ができる。 会員登録は身分証明のデータ添付有りきだから、すぐに入会できるわけではないけど。 操作は簡単で、ログインしたら2つのボタンがあ…

嫁が作った「ブラックボード雑貨」のある生活。

01 枝 リーフ ワイヤー ブラックボード 写真はクリックで大きくなります ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ↓ 数日前の作業現場。 いまだに、嫁が作っている姿を一度も みたことがありません(´;ω;`) 手作りのモノが部屋の中に増えても、 周りがス…

嫁はテレビを消すとき、リモコンを俺に向けてから電源ボタンを押す

「本当に消えたらどうすんの?」 「消えないわよ、バカじゃないの」 「…もしもだよ」 「もしも消えたら面白いね」 「面白くねぇょ」 「リモコンで出たり消えたりする男って、テレビに出られるんじゃない?」 「…儲けられるかなぁ」 「まぁ、世界に一人だから…