月詠み 日々 細胞分裂

- 泡沫の妄想を あなたへ -

ぺぇーぱぁーくえすと [ 神 no 紙芝居 ] Lv.5

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空中をただよう敵に狙いをすませ

引き金をひいた

 

『カチッ』っという音がむなしくひびいた

 

…おい 弾がない

 

 

「…どうやら そこまでを生み出す力が

 いまの わたしには もう残されていないようです」

 

 

…空中にいる敵には さすがに手も足もでないぞ

しかたない…

 

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 ー 逃げ出した ー

 

真っ白でなにもない世界を走った

思わず後方を見上げたくなるが

『女神』は決してふり返ってはならないという

 やがて 空中を飛ぶ敵の気配はなくなった

 

なんとなくだが

ひとつ わかったことがある

ものには 役目というものがある

俺の想像と『女神』の力によって 「もの」がうまれる

それは いちど現れれば その役目を果たすまでは

とりあえずは 消えないようだ

先ほど『女神』の力によってあらわれた銃は 未だにこの手にのこっている

『女神』に力が戻るのを待ってから 銃弾を出してくれるようにたのんだ

五発ぶんの弾があらわれた

その内の一発を銃にこめた

おもむろに あたまの中にある考えを実行しようとすると声がした

 

 

「おやめなさい

 あなたがためそうとしていることは わかります

 銃弾が役目をおえるとどうなるのか

 そこから この力の保たれる範囲をさぐろうというのでしょう」

 

 

その通りだ!

 

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さけぶと同時に 視線のさきにむかって一発の銃弾を放った

大きな音と強い衝撃がからだをゆさぶった

地面にめり込んだ銃弾を穴からぬきとり てのひらにころがした

それは 以前に刀が消えていった時と同じようにして

ゆっくりと形をうしなっていった

 

やっぱりだ

この力でうまれたものは 役目を果たすと消えていく

 

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「…ええ その通りのようですね

 しかし そのじっけんの代償はおおきかったようです…」

 

 

『女神』のざんねんそうな声にピンとこなかったが

つぎの瞬間 銃が手元から消えていくと

オレは天に向かって さけんだ

 

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手元に残ったのは 銃弾四発だけ

『女神』の力はしばらくは戻りそうにない

 

そして そんな時にかぎって

また 敵がやってくる

…逃げるしかなかった

 

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 ー ー ー ー


Lv.6につづく…

 

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…LV.1にもどる?