月詠み 日々 細胞分裂

- 泡沫の妄想を あなたへ -

オタクになれない自分。

 嫁に度々、言われる言葉がある。

 それは「オタクっぽい」という言葉。

 意味もなくヨドバシカメラに行きたがったり、PS4している時、服装がいつも似たり寄ったりで一緒だという時以外にも、暑さで顔がべっとりしていたり、動いて鼻息が荒くなったりしても「オタクっぽい」と言われる。

 しかし、先程言われた時は、ノースリーブを着てむき出しになった二の腕加減がキモかったらしく言われた。

 どうやら『 キモい = オタクっぽい 』 これがの中で成り立っているらしい。

 

 最近、TV番組で「日本が好きな外国人」として紹介される映像をよく目にするような気がする。そういう番組のインタヴューで「日本の何が好きか?」という質問には「マンガ、アニメ、ゲーム…」という答えが想像出来てしまうし、だいたいそうだったりする。

 番組で紹介される人の多くがオタクっぽい様に自分の目には映るのだけれども、どうなのだろうか。番組として面白いからという理由で選んだところ、そうなってしまうのか。

 そして、オタクと名乗れる人の中で、ゲームや漫画やアニメオタクという人たちの表情が実年齢よりも幼く見えるのは気のせいなのか。でも、外国人のオタクの雰囲気が日本人と違う気がするのはなんでだろう。

 もしも、世界がオタク教でいっぱいになれば戦争が起きなくなるんじゃないのか?という考えは吐かない思いなのか。

 

 自分には、今のところ「○○オタクです」と言えるものがない。

 プロ野球に興味があって年に何回か球場にも行くし(最近、むしろBsGirlsの方が…ぁ)、PS4もするし(PS4を発売直後に買ったのに、ソフトを一本しか買わず、ずっとフリープレイゲームのみ…もったいねぇ)、漫画も目にしないこともないがHUNTER×HUNTER」の続きが気になる程度…、大々的に超熱狂的に夢中になっていると言えることがない。

 

 職場の同僚、知り合いの知り合いを含めると色々なオタクに出会うし、オタク話を耳にする。

 グルメ、旅行、スポーツもゲームも漫画もアニメも飛行機も電車も釣りも筋トレも風俗?も健康オタクも…。いろいろと本気のオタクの人がいるから、そういう人達に出会ってからというもの、今まで自分が余暇にあてていたもの全てがとても薄っぺらいものであると同時に幅の狭いものとして認識させられてしまうのだ。

 

 そして、上にあげたオタクの人がオタク分野にかける情熱も時間もお金も自分からすると尋常じゃない。

 飛行機オタクは大型ラジコンヘリを自作したりするし、ゲームアニメオタクも週末はイベントに参加するのが忙しいといい、週明けは疲れ切っている。

 「数百万円以上はたぶんかけている…」という話を耳にするとき「お前もかぁ~」と思うと同時にその人と自分とを比べて、人生を楽しめていないような、なんだか負けたような気持ちになる。

 今まで色々な可能性を見過ごして生きてしまった気がして、なんだか辛い。