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月詠み 日々 細胞分裂

- 泡沫の妄想を放ちます -

「警備員」と同じセリフがお前に言えるのか?

今日も一日ひきこもるのはどうかと思い、とりあえず午前中だけ徘徊することにした

とある施設の駐車場を横切ろうとしていたら、ちょっと揉め事のような雰囲気を察知

その脇に立て看板がある
どうも近くでイベントがあるらしく、それ用にはこの施設の駐車場を使わないで下さいという趣旨の注意書きが目に入る

右耳が聞こえにくいので、通りすがるペースを乱さぬように体をひるがえし、ムーンウォークをしながら左耳で揉めている会話を捉える

平謝りドライバー「事前に調べればよかったんですが…有料ということで支払いはきちんとしますから使わせてもらえないでしょうか…」(という具合)

がっちり警備員「この施設を利用されない方には駐車していただくわけにはいきません。利用される方が困りますので、特別にという訳にもいきませんから。すいませんね」(という具合)

視線を移すと、遠い県外のナンバープレートを示す車の前でドライバーを待っている家族の姿。
その内の一人は車いすに乗っている老人だった。

平謝りドライバー「…他に。近くで使用できそうな駐車場はありますか?」

がっちり警備員「この施設を利用されない方には駐車してもらえないんです…ですから、使用された後に…」

視界から二人のやり取りが消えていこうというタイミングで…

がっちり警備員「もしも、わたしの目の届かないところで施設の外に出られてしまったのなら、それは仕方のないことなのかもしれません」( 一_一)

平謝りドライバー「?(;´・ω・)……!(; ・`д・´)あ、ありがとうございます!」

俺「(/・ω・)/))))…ゲッツ!」

気持ちのいい「ありがとうございます」が聞けた、そんな一日。


誰にでも同じような通し方はしていない、という証拠にその施設の駐車場はぱっと見で半分くらい空いていた。

目的もなく出歩くのもいいもんだ。

 

 …いや、本当に弁慶みたいな人やったわ。。
もしも自分だったら…どうしていただろうか。