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月詠み 日々 細胞分裂

- ネットの深海から 泡沫の言葉を放ちます -

『Village revitalization』 vol.2 「ど田舎の村に変な会社がやってきた」

 

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「大きくなったら、君は何になりたいですか?」

下の階の居間から、同居する老人の声が聞こえた。

近所のお年寄りが、里帰りした子どもを連れて一緒にきていたらしい。

「スポーツ選手」

子どもはそう答えた。

かつて、この老人が私のおじいちゃんだった頃によく聞かれた質問だ。

この後に続く言葉はいつも決まっていた。

「ごはんをたくさん食べて、おおきくなりなさい」

パソコンでネットを閲覧しながら、なぜか私がそう呟いていた。

小さい頃の私はその質問に対して何と言ったかはもう覚えていないが、

どれも叶わなかったということだけは確かだと言える。

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 これまでのあらすじ ↓

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「目標もなく、ただ時間稼ぎをして生き長らえる人生」

 

 それがわたしの残された人生の設計図だった…はずだった。

ある日のTVニュースで珍しく自分の住む市が取り上げられているのを目にする。さらに詳しく掘り下げると、そのニュースの舞台はこの合併に合併を重ねて市に取り込まれた、末端の限界集落であるこの小さな村だった。

 政府が民間企業参入型開発特区を掲げていたらしく、いくつかの企業が名乗り出ていたらしい。

 そして、その第一号令として、ある一つの企業にこの地域を指定したのだ。

 

 その企業の名前は「(株)君がいて、ぼくがいる」というオンラインサービスに重きを置く会社だった。

 この会社は特殊な「メガネ」を使ったビジネスで、たったの数年で莫大な収益をあげることに成功した。この特殊な「メガネ」はレンズ部分にモニターが、フレーム部分にはwebカメラが搭載されている。

 簡単に説明すると、消費者が「依頼主」となり、この「メガネ」を着用した「依頼遂行人」に依頼を申請する。

 その依頼を「遂行人」がクリアしていく様子を、ボイスチャットと動画で楽しむというオンラインサービスを真っ先に手掛けたのがこの会社だ。

(詳しくは⇒カテゴリーの『無職の俺に降って湧いた話』に書かれているので、そちらで確認して欲しい。)

 

 さきほど目にしたTVニュースは、この会社が新しく手掛ける事業が話題となっているという報道だった。

 その舞台となるこの小さな村が「民間企業参入型開発特区に選ばれました」というのはただのおまけのようなものだった。

 だれも、このニュースでちょろっと画面に映し出されたど田舎のこの村を検索するはずなどない。

 わたしもそうだった。

 わたしはこの会社が新しく手掛けるという事業が気になり、すぐに検索した。

 

 「村おこしビルダーズ」

 

 会社名といい、どこまでもふざけたネーミングだ。

 

 

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 次回につづきます…。

 

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MIND SHIFT

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  • WORLD ORDER
  • ダンス
  • ¥150

 ↑ WORLD ORDERは私が無職になる度になぜかよく聞いたという…

 …最近その頻度が上がってきているのは……いや、考えないでおこう。

 

 仕事を定時で上がることが出来ても、辛いものは辛い。

 

 今日は宮沢賢治の「アメニモマケズ」の一部分だけを脳内で暗唱し続けた。

 

アラユルコトヲ ジブンヲカンジョウニイレズニ

 ヨクミキキシワカリ ソシテワスレズ

 

 

 明日も自分から出てくる余計な思いは無視して、とりあえず目の前の事に集中できますように…。

 で、また定時であがれますように…。

 

 

マンガで読み解く 宮沢賢治の童話事典

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 (とある事情で、このアメニモマケズの詩は小学生の頃に暗記しているのです。…先生、元気ですか?僕は…うぅ…

 

  さっさと横になりましょう…。