月詠み 日々 細胞分裂

- 泡沫の妄想を放ちます -

初めて 「一日がつながっている」 と知った日、私は 号泣した。

 私が小学一年生の頃。

 土曜日が休みではなく、三時間授業の頃。

 

  

 

 成長痛だと思うのだが、

 幼い頃の私は「お~ぃ、ごはんだぞ~」と夕方呼ばれる時間帯、

 もしくは「そろそろ寝なさい」と言われる時間帯から度々足が痛むことがあった。

 (よくアンメルツ ヨコヨコ を塗って寝ていたけど、筋肉痛じゃないんだもんな…

  効かなかったような気がする……更に余談ですが、塗ってお風呂に入ると悶絶しますよね…

 

 

 タイトルにある号泣したその日は、その痛みの中でNO.1にランクインした一日だった。

 

 眠れないのだ。

 痛すぎて。

 涙がにじんでいた。

 

 先に弟が寝て、静かになる。

 

 そのうち、親も寝はじめる。

 

 深夜、足の痛みと戦いながらトイレに行く。

 トイレに行くのが怖いので、小さい頃はオカンに「おしっこ行ってくる」って報告してから行っていた…。

 (毎度起こされる母親…あの頃はごめんょ。

  だって夜トイレに行くの怖かったんだぜ…)

 

 

 トイレの帰り、台所にある時計を見ると、針の位置がおかしい。

 よい子が起きていてはいけない時間を指している。

 

 今までこんな時間まで起きていたことが無いというはじめての状況に、急に焦りだす。

 

 このまま眠れないでいたらどうしよう。

 

 そう思うと心が苦しくなり、しくしくと泣きだす。

 足が痛いのも手伝って、声をあげて泣き続ける。

 

 母親が心配して声をかけてくれてからは、静かに泣きながら耐える。

 

 その内、外がにぎやかになってくる。

 外が少しずつ明るくなってきて、鳥の鳴き声が聞こえ始める。

小鳥のさえずり

 

 何ということだ。

 小学一年生にして徹夜をしてしまった。

 

 その時に思ったのは、ずっと起きているとまた一日がはじまるということ。

 

 あたりまえのことだけど。

 

 「きょう一日は前の日とつながっている」ということを体験したことと、徹夜による精神状態の不安定さも手伝って、酷く興奮した一日を過ごしたのを覚えている。

 その日は、三時間授業の土曜日だった。

 帰ってからすぐ寝てしまいました…。

 

 

 

 後々、授業中に先生が「一日はどこで日付が変わりますか?」

 という質問を生徒にした時に、珍しく手をあげた私はこう言った。

 

 

 「ずっと寝なかった日があって、朝の五時くらいに外が明るくなるのをみたから五時だとおもいます」

 

 ↑ これ、今思うと「こんな歳で寝なかった一日を経験しています」とただ自慢したかっただけなんだろうな。

 

 …なぜかこの私の間違った答えに、クラスで一番かしこかった N君が賛同してくれたことが、未だに私の中での謎となっている。

 

 

成長痛

成長痛