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月詠み 日々 細胞分裂

- 泡沫の妄想を放ちます -

約束の期日までに達成できなかったら別れる…って言ったよね?

 当たり前だが、彼女は何も悪くない。

 約束を守れなかった私が悪い。

 

 仕事を急に辞めてしまったのが半年前。

 何の計画性もなかった。

 とにかく仕事場にいるのが辛くて仕方がないという状況から逃げ出したいという一心だった。

 逃げて辿り着いた場所は、ネットの世界だった。

 今まで度々更新していたブログに本腰を入れて、広告収入で生活が出来るようにしたいと夢を描いた。

「今なら宝くじに当たる」と言わんばかりの根拠のない自信でその夢と対峙し、「これからの人生をブロガーとして生きていく」と同棲していた彼女に告げた。

 半狂乱の私に彼女が告げた期限は半年。

 約束の日までにブログのアフィリエイトで月20万円の報酬を達成することが出来なければ別れる約束となっていた。

 

 

 二つあったモノが一つになるというのは、決して半分になるわけではないのだなと、彼女が去ったあとの2DKの部屋を見渡して思った。

 彼女の名前を呼べば、すぐに返事が返ってくるような錯覚をしてしまうほどに、この部屋には一つのモノしか住んでいないのだということをまだ私の脳が認識できないでいる。

 彼女が次の生活に臨むためには不要な物として判断された思いでの品達が、部屋の彼処で私の目に飛び込んでくる。

 どうしたものかと悩んだが、とりあえずそのままにしておこうと、彼女の使っていた部屋の隅にその品々を寄せ集めてドアを閉めた。

 

 

 力尽きた今、必死になって駆け回った足跡だけがモニター画面に散乱している。

 不格好だ。笑えてくる。少し気を抜くと涙も出そうだが。

  半年間、自分としては必死に頑張ってきたと思う。

 だけど、ダメだった。

 手当たり次第に手を伸ばしたブログの記事は統一性に欠け、内容は狭く浅い。読み返してみると文章から焦りが感じられる。

 画面から滲み出てくるのは、そんなことしか表現できない私の歩んできた人生の結果。

 報酬で得た合計金額は半年でたったの3000円。

 四六時中、寝る間を惜しんで記事を書き続けた結果がこれだ。

 時給換算するとこの世界で一番生産性が低いと認められる仕事になるんじゃないかと思うほど、疲労に悲壮感も感じてしまう。

 

 最後の最後まであきらめなかった、とは恥ずかしくて言えない。

 はじめの一ヶ月で向いていないと感じていた。

 いや、彼女の条件を聞いた時に分かっていた。

 それでも、決してたどり着けないゴールに向かって走り出したのはなぜか。

 時間制限いっぱいまで、未だ見えないゴールへ向かって、最後まで走り続けたのはなぜか。

 

 彼女のいた部屋を開ける。

 思いでの品々が私の目に飛び込んでくる。

 名前を呼んでみた。

 急に他人行儀な気がした。

 

 彼女はわたしと別れたがっていた。

 彼女の目を見る度に、聞きたくない別れの言葉を告げられそうな気がした。

 いつの間にか直視するのが怖くなっていた。

 

 その達成できそうにないレースに挑んだのは、彼女を自由にしてあげるため。

 彼女を救うためだ。

 彼女の事が好きだったからだ。

 

 でも、負けるのは嫌だった。

 彼女の事が好きだったからだ。

 

 

 

 少し落ち着いてから、ブログにこれまでの半年間、書き続けてきた経緯を最後の記事として投稿しようと思う。

  ひと段落つくころには、私も新しい道を歩み始めている。

 

 

 

…という完全なる妄想の作り話なので、たぶんこれが最後の記事ではありません。

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 2週間ほど前に、誕生日に合わせて一度お酒をのみました。 

それ以外は飲んでいないのです。

 

そのお酒を控えるという結果で得たもの。

今日、具現化されました ↓

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 ビールの代用として炭酸水たくさん飲んだ結果がこの応募者全員当たります!のマフラータオル。(最近は寒くなったこともあって、飲まなくなりましたが…)

 

 あんなに飲んだのに、それでもそれまで通りお酒飲んでる方が圧倒的にお金かかるんだもんなぁ…。(注:浮いた酒代は私に還元されません(´;ω;`)) 

アサヒ飲料 ウィルキンソン タンサン 500ml×24本

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