月詠み 日々 細胞分裂

- 泡沫の妄想を あなたへ -

白い空間『綱渡り』

私ごとだが、その、夢というものを見たことがない。皆と同じように一日の終わりとしてベッドに横たわり眠りに入る。そこまでは同じだと思う。ただ、その眠りから先が大きく逸脱していく。次の瞬間、眼前に広がるのは真っ白い世界。なぜか私は現実世界で眠り…

白い空間『灰色の均霑』

眠りにつくと白い空間に誘われる男の話シリーズ。 今回の舞台は白い灰の降り積もる世界。

白い空間『道標』

眠りにつくと白い空間へと誘われる男の話シリーズ。今日の舞台は霊山。

白い空間『蟻』

みすぼらしい。ドアから少し顔を出し様子をうかがったのだが、そこに広がる世界を覗き込めばそんな言葉が頭に浮かんだ。すぐ目の前にはボロボロの服を着た、背の低い女性の背中が見えた。灰色がかり、枯草のよう垂れ下がった髪が後ろで4つ束ねられている。…

白い空間『天国旅行』

電車が長いトンネルを抜けるとそれまでの景色は一変し、勢いよく雪が降り始めた。トンネルの上にのびている高い山々に海からの風がぶち当たり、その風に乗った水気が山を越えられずに冷やされ、こちら側は白銀の世界へと変わったのだろう。 今日は連休の初日…

白い空間『炭小屋の篝火』

眠りにつくと白い空間へと誘われる男の話シリーズ。今日の舞台は炭小屋。生き物の焼けるような臭いが…気のせいか。。

白い空間『門番』

目が覚めた。何もない白い空間を突き進んでいると、突然、一つのドアが現れた。いつも、この不思議な世界に連れていかれる度に思うことがある。ドアの先には、現実世界にとてもよく似ている部屋もあれば、全くこれまでの価値観が通用しない部屋など様々な世…

白い空間『繰り返し行う』

真っ白な世界にドアが現れた。つまり現実の私は寝ている。でもこれは、夢ではない。別に存在する、不思議な世界だ。 ー ー ー ー ー ー ドアの先にあったのは白い空間で、私は作業していた。それは突然はじまったというのに、私には何をしなければならないの…

白い空間『告白』

お願いがあります。どうか聞いてください。私の話を。誰にも言えない秘密を抱えて、小さい頃から生きてきました。でも今日は、その秘密をあなたに打ち明けることで「楽」になりたいと思います。 私には、物心付いた頃から不思議に思っていることがありました…