月詠み 日々 細胞分裂

- 泡沫の妄想を放ちます -

無職の俺に降って湧いた話(全13話)

無職の俺に降って湧いた話 最終話(全13話)

いつの間にか恋焦がれていた「メガネ」の彼は別人だった。 何とかその真相が知りたくて、そしてやっぱり彼に逢いたくて。 わたしはその彼が持っていたはずの「メガネ」を持つ人物を探し当てた。

無職の俺に降って湧いた話 第十二話

「依頼した「メガネ」はあの時の彼ではなく、まったくの別人だった。 そのことについて確認したいけど、どうすればいいのだろう」 「依頼遂行を失敗してから、胸騒ぎがする。 自分にはめずらしく指名依頼をしてきた依頼主のことが頭から離れない…」

無職の俺に降って湧いた話 第十一話

余命宣告を医者から告げられてから、僕はこの「メガネ」で過ごす時間に救いを求め始めた。 だれかの為に今日を生きる。しばらくそれを続けてみよう。僕が依頼を遂行することで、それが依頼主の日常に消化されていけば…。それを僕が今日を生きたことにつなげ…

無職の俺に降って湧いた話 第十話

このアルバイト、TVやネットで話題になっているが、実は真相が謎な部分が多い。遂行人になるには誰かから紹介してもらわなければならない。そして、紹介した者は今後一切、「(株)君がいて、ぼくがいる」との関わりをもってはいけない。

無職の俺に降って湧いた話 第九話

「(株)君がいて、ぼくがいる」という怪しい企業名の会社が売上を伸ばしている。この会社の提供サービスの特徴は「依頼主(消費者)の頼みごとを「ミッション遂行人」とよばれるスタッフがクリアしていく姿の一部始終を鑑賞できる」こと。遂行人の装着した「…

無職の俺に降って湧いた話 第八話

わたしは「彼」に出会ったことで、つらい虐めの日々をなんとかつないでいる。指名する度に依頼料金がふえていくシステムは悔しいけれど本当によくできている。毎月のおこづかいをためて、今日、やっとまた依頼が出来そうな金額にまでになった。 「彼」は私の…

無職の俺に降って湧いた話 第七話

依頼主の依頼内容が困難なものほどサービスは高額になり、遂行人の得られる報酬も多くなる。遂行人は自分のファンを作ることで報酬にボーナスがつくことから、何度も指名してもらえるようにと様々なアイディアを出しては依頼主に気に入られようとする。依頼…

無職の俺に降って湧いた話 第六話

依頼人に「メガネ」を通した映像を配信し、望むことをクリアすることで報酬が得られる。これまでに依頼をこなしてきて、この仕事の怖さや汚さを知ると同時に、この仕事に魅せられていく自分を感じる。より多くの報酬を得るためには、ミッション遂行レベルを…

無職の俺に降って湧いた話 第五話

ためしに引き受けた依頼分の入金を確認できたので、もう少し欲張ってみようと新しい依頼を受けたがそこで待っていたのはトラブルだった。依頼をクリアすることが出来ず、しかも初対面の人間に自己否定をされ傷つくが、後日依頼人から「トラブルに合っている…

無職の俺に降って湧いた話 第四話

バイトはフレーム部にWebカメラ・レンズ部にモニターを搭載した「メガネ」を装着し、モニターに表示された三択の中から依頼を選ぶことが出来る。 依頼人にその「メガネ」を通した映像を配信すると同時に、依頼人が望むことをクリアすることで報酬が得られる…

無職の俺に降って湧いた話 第三話

バイトはフレーム部にWebカメラ・レンズ部にモニターを搭載した「メガネ」を装着することから業務が始まる。モニターに表示された三つの依頼の中から好きなものを選ぶ。その依頼をクリアすることで報酬が得られるという珍しい仕事だ。 初めての受注する依頼…

無職の俺に降って湧いた話 第二話

無職の日々が淡々と過ぎて行く。そんなある日、友人に怪しい会社のアルバイトを紹介される。バイトの内容は、買い物などの代行業務だと友人から聞いた。 迷いながらも、手持ちの生活資金が減っていく危機感からバイトをはじめることを決心した…。

無職の俺に降って湧いた話 第一話

無職の頃、日課としてほぼ毎日一時間以上の外歩きを繰り返した。でもどんなに歩いても、今の自分が置かれた境遇に対しての不安や不満の想いを拭い去ることはできなかった。 「何の罰ゲームだよ。 早朝、ただ毎日歩くということを繰り返しているだけ。 すれ違…