預金通帳を開いたまま、ATMのすぐ横で立ちつくす。貧弱な残高を見つめていた。当然のことながら一円も入金はされていない。この惰性な生活も2年目に突入した。今となれば、感情に任せて唐突に仕事を辞めたことを後悔している。未だに振り込まれることのない…
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