月詠み 日々 細胞分裂

- 泡沫の妄想を あなたへ -

2017-08-16から1日間の記事一覧

忘却の背中の

母は産まれて間もない私を抱いて、こう言ったそうだ。 「この子は世界地図と一緒に産まれてきたんねぇ」 生まれながらにして背中が痣だらけであった。母の言葉の通り、地図でも描かれているかのようにして、生まれ持った灰色の痣が背中を巡っていた。それに…